■第4000号 2014年5月15日

【社長のビタミン・一日一語】NO.4000
140515の「一日一語」は『「日本の経営者は大きな病いに掛かっている」』
ご存知のように、発行がかなり遅れていて、必死で追っかけいます。
それでもこの執筆で「4000号」です。
一年365号ですから、約11年間、日刊メルマガを書いてきたことになります。
これはひとえに、お読みいただく読者さまのお蔭です。
心より感謝申し上げます。
「ありがとうございました!!」
『●「意思決定セミナー」からの刺激:5
臥龍の「人本主義」普及の同志である物語コーポレーションの小林佳雄さんの
学生向け会社説明会講話「意思決定セミナー」を久し振りにお聞きして、
インスパイアされたことを書いてみます。
■「立ち止まって考えること禁止」
(小林さんの言葉です)
自分物語が見えていなくて不安、これが多くの若者の現状。
セクシーな人とは、しっかり「自分物語」を演じている人。
立ち止まって考えること禁止。
立ち止まって考えていたら、いつまで経っても「自分物語」の幕は開かない。
「立ち止まって考えよう」という人がいるが、
100年経っても分からない、「やってみないと分からない」
やることが分からない場合の対処。
ルール1.理念と良心に照らし「言いなさい」「やってみなさい」
ルール2.これをやれば誰かが喜ぶことをやってしまえ
ルール3.やらなければならないと思えばやってしまえ
前期の採用は、新卒100名、キャリア(中途採用)100名、計200名。
物語コーポレーションを選んだ理由は、
他社よりも「自分物語」ができやすそうに見えたからだ、と思う。
(ここまで)
いかが思われますか?
■「先送り病」の感染率は90%以上
臥龍も同じような経験をしています。
「人本主義思想」による「第二創業」
その三本柱は「理念」「感動創造」「大家族主義」
このことは、日本APRA、台湾APRAで平等に伝えてきました。
多分、地理的なこともあり、伝えた回数は、日本の方が多いでしょうね。
しかし10年経って、その成果の格差には愕然とするばかりです。
台湾APRAでの成果を仮に100とすると
日本APRAは30、優に三倍の開きが生まれました。
同じことを伝えているということは、
日本と台湾の経営者に何か違いがあるということです。
そこから更に5年観察して「真因(真の原因)」が分かりました。
日本APRAというよりは、
日本の経営者は、大きな病気に掛かっていることが分かりました。
貴方が、以下の病気に掛かっていない経営者であれば、台湾APRAメンバー同様、
「人を大切にする経営」を通じて、国内一、世界一になることも十分可能なはずです。
では、日本の経営者が掛かっている大きな病いとは何でしょうか?
お分かりになりましたか?
それは実に驚くべきものでした。
その病気の名前は「先送り病」です。
この病いの特徴は、
“この人は、自分の寿命が1000年あると思っているに違いない”と
思えるような反応を見せることです。
「次世代のために、第二創業をやりましょう!」⇒「まだ早いので」
「日本一の経営者講座・企業進化講座を受講されませんか?」⇒「まだ早いので」
「6S・環境整備・感動のショールームに取り組んでみませんか?」⇒「まだ早いので」
「新卒の定期採用に取り組んでみませんか?」⇒「まだ早いので」
「経営計画書を作成してみませんか?」⇒「まだ早いので」
「経営方針発表会をしてみませんか?」⇒「まだ早いので」
この「先送り病」の感染率は、90%以上だと思われます。
では台湾ではどうでしょうか?
まず90%の経営者が、「まずやってみます」という反応です。
■漢方薬は日々の小さな「意思決定から逃げないこと」
臥龍は、明日があることが信じられません。
ましてや来月や来年があることなど、絶対に信じられません。
ですから、「何でも出来る時にやる。
出来るときは今しかない」という考えになります。
明日がないと思って眠りに着くので、
翌朝、運よく意識があれば、「感動・感謝」しかありません。
こうなったのは、27歳の臨死体験からでした。
ですから、「先送り病」の特効薬は「臨死体験」ですが、
これはあまり勧められません。
帰ってこれない危険性があるからです。
ですので、一般的には漢方薬をお勧めしています。
それは日々の小さな「意思決定から逃げないこと」です。
この繰り返しが、いつの間にか貴方の体質を変えています。
セミナーに行く。
席が空いていれば、まず一番前に座ることです。
質問や感想はと司会が聞けば、
まず一番先に「はい!」と手を挙げることです。
社内会議でも同様です。
まず今日から出来ることから、始めてください。
日本一の経営者講座「企業進化講座」は、
日本一得るものが大きな講座です。
この講座の受講は、開講日までに、
臥龍の寿命があって、貴方の寿命があることが前提です。
一緒に学べるということは、なんという奇跡でしょうか!?
“いつか受けたい”のであれば「今受けるべき」です。
●編集後記
今年映画館で観た26本目が「マイ・ブラザー 哀しみの銃弾」でした。
今年、観た中では、有数の名作ですね。
驚きました。
家族、兄弟、この素敵でやっかいなもの・・・。
なお、今年観た中で、絶対にお勧めなのは以下の作品です。
見逃していたらDVDレンタルでどうぞ。
「永遠の0」「小さいおうち」「晴天の霹靂」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」
「マレフィセント」「超高速参勤交代」そして「マイ・ブラザー 哀しみの銃弾」

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