●形式だけの「働き方改革」を超えよ！

今年の４月より中小企業にも「働き方改革」のガイドラインが適用されました。

★時間外労働の上限規制
　　時間外労働の上限は、原則として月45時間、年360時間。
★年次有給休暇の確実な取得
　　毎年5日、時季を指定して年次有給休暇を与えること。
★労働時間の客観的な把握
　　すべての人の労働時間の状況が適切な方法で把握されること。
★フレックスタイム制の拡充
　　フレックスタイム制の「清算期間」の上限が１か月から3か月に延長。

それ以外にも、「高度プロフェッショナル制度」「勤務間インターバル制度の普及促進」「産業医・産業保健機能の強化」「残業の割増賃金率の引上げ」などが示されました。

そもそも「働き方改革」とは、働く人一人ひとりが「生き生きと働ける社会」、一人ひとりが「能力を発揮できる社会」、一人ひとりが「仕事って、いいね！ と思える働き方ができる社会」になることで、人財の付加価値能力が引き出され、結果として「生産性」が高まり、働き手にも還元される社会創りのことでした。

ところが実際には、「長時間労働の削減」が働き方改革の代名詞になっています。現場からは、「残業が減らない」「持ち帰り残業が増えた」「賃金が上がらない」「収入は減った」「非正規には恩恵なし」などの声が聞こえてきます。

要は「労働時間」のみに光が当たった、形式だけの「働き方改革」なのです。これを超えることが急務の課題なのです。


●２０２０年８月９日から「三極淘汰」が幕開ける！

２０２０年８月９日、東京オリンピック閉会式を持ってオリンピック特需は終了！デフレが固定化し、少子人口減少、働き方改革で所得は減、成熟化の伸展、後継者難、ベンチャーが伸びれない規制と既得権益の社会など、企業を「勝ち組、負け組、消滅組」に選別する「三極淘汰時代」が幕開けます。

実際、経済産業省は、２０１８年１月の段階で、日本の企業の3社に1社、127万社が2025年に廃業危機を迎え、雇用650万人、ＧＤＰ22兆円が消失の恐れありと、戦慄のシナリオを発表しています。


●「三極淘汰」の荒海を乗り切る鍵は「楽しみ方改革」！


この「三極淘汰」の荒海を乗り切る鍵は、「働き方改革」を超える「楽しみ方改革」にある！
月曜日の朝、会社に行くことを想像したらワクワクする「月ワク職場」を生み出そう！

このことを実感いただく公開セミナーを開催します。是非、２０２０年の経営方針策定のご参考にしてくださいね！

２０１９年８月吉日
一般社団法人　感動経営コンサルタント協会
理事長　臥龍こと角田識之　拝